『カーマイン・ストリート・ギター』
金木犀の香りに誘われて、久しぶりに映画を観に出かけました。
『カーマイン・ストリート・ギター』
グリニッジ・ヴィレッジにあるギターショップの一週間を捉えたドキュメンタリーです。店員は、パソコンも携帯も持たない寡黙なギター職人のリック・ケリーと、ちょっとパンキッシュな見習いシンディ、そしてリックの母親の 3 人。ニューヨークの建物の廃材を使ってリックが作るギターは世界中のギタリストを魅了し、ギターを愛する人達が次々と店を訪れます。
店の佇まいも職人リックもとても素敵!
ドラマチックなことは何も起こりませんが、お店の人もお客さんも皆ギターとこのギターショップを愛していて、その様子を観ているだけでなぜか胸が熱くなりました。
そうそう、映画に限らず誰かが自分の好きな物や人のことを語っていたり、語らずとも見ていてホントに好きなんだなぁと感じたりすると、いつもちょっと嬉しくなってしまうのですよ。
私は特にギター好きというわけではないのですが
今日もカーマイン・ストリート・ギターでは優しいリックがギターを作り、シンディはイカした模様を彫り、お母さんは写真にハタキをかけ、ギタリストたちが訪れてはギターを爪弾いたりしているのかと思うと「よし、私もいっちょう頑張ってみるか」という気分になるのです。
0コメント